初心者お助け記事その③最低限必要な工具&あると便利な工具

このコーナーではスピーカー自作初心者の方から寄せられる内容を元にコイズミ無線で出来る限りの解説をしていくコーナーです。
ガイドが必要な初心者向けの記事でございますので、中級から上級者の方は温かい目で見守っていただけますと幸いでございます。

今回は“最低限必要な工具&あると便利な工具”についてです。

スピーカー自作の場合はそのほとんどがエンクロージャーを組み立てる際の工具が主体になっていくと思います。
最低限必要な工具をこちらから提案するのは本来非常に難しいことです。
そのため今回はキット商品を組み立てる際を前提に解説をさせていただきます。

~最低限必要な工具について~
・プラスドライバー
・下穴処理用の錐もしくは電動ドリル
・クランプもしくは播金、おもりでも良い
・木工用ボンドや接着剤
・ラジオペンチもしくはファストン端子圧着工具
・はんだ、はんだごて
・紙やすり
・カッターやはさみ

・プラスドライバー
これは必需品かと思います。ユニットを取り付ける際やターミナルを取り付ける際にほとんどが+のネジなので取り付けに使用します。

・下穴処理用の錐もしくは電動ドリル
エンクロージャーの素材である木材は下穴を開けずに木ねじを入れ込んでいくと、木材によっては亀裂が入ったり最悪は割れてしまうことがあります。
MDFなどでは稀ですが、集成材や無垢材はあり得ることなので、下穴処理をしてからの取付をおすすめします。
低コストで済ませたいなら錐などで良いですし、もしもお持ちの場合や今後も自作をされる予定があるのであれば、ハンディの電動ドリルなどでも良いかと思います。

・クランプもしくは播金、おもりでも良い
これはエンクロージャーを接着する際に使用します。
スピーカー自作の場合、その多くが木材のため木工用ボンドなどを使用しますが、完全に乾くまで時間を要する接着材のため固定しておく必要があります。
比較的大きなクランプもしくは播金などがおすすめですが、あるもので済ませたい場合はおもりでも良いでしょう。

・木工用ボンドや接着剤
これはエンクロージャーを接着するの必需品です。
木工用ボンドが一般的ではありますが、接着材によってもエンクロージャーの気密性が変わるので音が変わる場合があります。
慣れている方々は自分好みのボンドや瞬間接着剤など模索してお気に入りのものを使っている方も多くいらっしゃいます。

・ラジオペンチもしくはファストン端子圧着工具
スピーカーユニットと内部配線をファストン端子で繋ぐ際、ターミナルと内部配線をファストン端子で繋ぐ際に使用します。はんだをされる方には必要ありません。
ファストン端子をケーブルに取り付ける際に本来であれば、圧着工具を使用して圧着をします。そのほうが綺麗なのと確実だからです。
しかし、圧着工具は安くはありません。そのため今後使用する頻度が低い場合はラジオペンチなどでつぶしてしまう等でも問題はありません。

・はんだ、はんだごて
上記で紹介したファストン端子を使用しない場合に内部配線とスピーカーユニット、ターミナルを接続する際に使用します。
はんだにするかファストン端子のするかはお好みです。ユニットを今後付け替える可能性がある方はファストン端子のほうが着脱は楽かと思います。
しかし、接続の確実性ははんだのほうが確実です。お好みで選んでみてください。

・紙やすり
これはエンクロージャーを組み立て後の仕上げに使用します。
極単にいえば仕上げが不要な場合は要りません。
しかし、いざ組み立ててみると数ミリエンクロージャーの板と板のかみ合わせがズレていることがあります。
こんなときに紙やすりでサンディング(やすりがけ)してあげると完成形が綺麗に仕上げることがあります。

・カッターやはさみ
内部配線材の被覆をむく際に使用します。
本来であればワイヤーストリッパーやニッパーを使用しますが、新たに購入したくないという場合はカッターやはさみで芯線に触れない程度に切り込みを入れ引っ張るようにして被覆をむくこともできます。
尚、ケーブルがしっかりとした太いものを使用する場合にはニッパーやワイヤーストリッパーがあったほうが良いかもしれません。

~あると便利な工具について~
・マイナスドライバー
・鉄やすり・サンダー
・ニッパーやワイヤーストリッパー
・テスター
・六角レンチ
・マスキングテープ
・仕上げ材(仕上げオイルなど)

・ニッパーやワイヤーストリッパー
ケーブルの被覆を剥く際に重宝します。
ニッパーだと切断の際にも使用できる利点があります。
しかし、ケーブルを剥くだけならワイヤーストリッパーのほうが容易です。

・マスキングテープ
エンクロージャーの板材接着をする際にボンドや接着剤がはみ出した際に
そのままふき取ると後になってしまうことがあります。
接着剤がはみ出してしまうであろう部分にあらかじめ貼っておくことで、
マスキングテープを後から剥がすだけで綺麗に接着することができます。

・鉄やすりサンダー
紙やすりよりも激しく大きく削る必要がある際などに使用します。
具体的にはエンクロージャー開口部を広げる必要がある際に削ったりですね。
サンダーのような電動工具のほうが早いし最適な場合もあります。

・六角レンチ
ネジ止めが六角ネジの商品が一部存在します。Mark Audioユニット付属ネジ、長谷弘工業MMシリーズなど。

・マイナスドライバー
何かと便利です。仮置きしたユニットをエンクロージャーから浮かせる際などに使用しますが、スピーカー自作に置いてはあまり重宝しないもしれません。

・テスター
スピーカー自作に必要な部品の極性を調べたりする際に使用します。
上級者しか使わないかもしれませんが、必要になることもあります。

・仕上げ材(仕上げオイルなど)
集成材や無垢材のエンクロージャーを作った後に仕上げオイルを塗ることで光沢感やマットな仕上げの質感だけでなく、木材の色が深くなるので一気におしゃれになります。また表面処理をすることはエンクロージャーの気密性と剛性があがるので、音質に変化をもたらします。
家具用のワトコオイルやオイルフィニッシュ、オスモカラーなど様々な種類があります。
どれが良いというよりかは木材の相性と好みなので、ぜひ余裕のある方はぜひ色々試してみてください。

以上、ご紹介をしましたが誤解をしないでいただきたいのは、お客様の使用するキット商品や一から自作する場合の想定エンクロージャーによってもっともっと様々な工具が必要になることがあると思います。
木材を仕入れて一からカットもなんてことになったら、ここまで少ない工具数ではまったく足りないなんてことになります。

そのため工具を買い足して今後ご自身が自作をされる際に不便なく快適に作業ができるようにアップデートしていくものです。

今後の自分への投資、快適なスピーカーを作るために必要なものだと思ってぜひ色々試していただければと存じます。

また既にご紹介したようなことは知っているよという方は、ぜひスピーカー自作やスピーカーについての面白さを周りの家族や友人に広めていただければと存じます。
そして、既存の完成品スピーカーなどのオーディオだけでなく、オーディオ自作という世界の楽しさを我々に代わってお伝えいただければ幸いです。


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