【Mundorf MSilence TWARON® Damping Material ANGEL-200G】
MundorfのMSilence TWARON® ANGEL-200Gはスピーカーキャビネット内部充填用・内部吸音用に開発された吸音材です。
一般的なポリエステルやウールとは異なる、TWARON®(トワロン)というアラミド繊維を使った高級スピーカー用充填吸音材です。
細かい繊維と研究された素材によって、キャビネット内部の音響エネルギーをコントロールします。
これにより、中域の微細な表現、音像の立体感、低域の再現精度などが大幅に上昇します。
■概要
TWARON® Angel Hair(トワロン・エンジェルヘア)は、ドイツのテューリンゲン繊維・プラスチック研究所(TITK)が、ドイツのMUNDORF社専用に製造する、スピーカーキャビネット内部の音響減衰用充填材です。
Mundorf Angel Hairを製造するため、原料となるTWARON®繊維には複数の加工工程が施されます。
無数の細かな毛状構造を持つTWARON®繊維を、まず長さ60mmに切断し、その後、カーディング(繊維をすきほぐして整える工程)を行い、混合したうえで、最終的に丁寧に圧縮して一つの塊状に仕上げます。
グラスファイバーやその他のプラスチック繊維とは異なり、TWARON®は振動によって発生する熱を非常によく逃がす性質を持ち、音響振動のエネルギーを、一般に同じ用途で使用されている他の既知の材料とは根本的に異なる方法で吸収します。
適切な繊維の長さを選び、実用的な充填材となるよう繊維をすきそろえる工程を最適化することで、優れた音響効果が得られます。この効果は、当初、オーディオの専門家たちによって発見されました。
音質の改善、すなわち中音域における微細なダイナミクスの向上、ボーカルや楽器の再生がより「空気感のある」ものになること、立体的な音場表現の向上などは、安価な標準ケーブルをハイエンドケーブルに交換した場合と十分に比較できるものです。
ただし、Angel Hairはケーブル交換に比べて、はるかに低コストです。
一般的な繊維系充填材と1kg当たりの価格を比較すると、Angel Hairは一見高価に感じられるかもしれません。
しかし、実際には、他の材料の重量に対して約10〜20%の量を使用するだけで済みます。
さらに重要なのは、音質が大幅に改善されることです。
特に、中音域における音の明瞭さや、低音域の再生品質に、その効果が顕著に現れます。
高品質なケーブルや、吸音材などの音響機器にかかる費用と比較すれば、Angel Hairは音質を改善するための非常に費用対効果の高い方法です。
他の断熱・吸音材料とは異なり、Angel Hairの吸音特性は700Hz以上の周波数帯域で、ほぼ線形となります。
スピーカーシステムにおける適切な使用量は、容積1リットル当たり3〜10gです。
最適な量は、減衰させたい周波数帯域、スピーカーキャビネットの大きさ、および構造によって異なります。
大型スピーカーやバスレフ型エンクロージャーを、内部いっぱいに充填する必要は決してありません。
むしろ、そのような使い方をすると、スピーカーシステムの音響特性に悪影響を及ぼす可能性があります。
このような場合には、ウーファーの背後にある空間だけを充填することを推奨します。
もう一つのヒントとして、既存のスピーカーに使用されている標準的なBAF(ポリエステル系などの一般的な吸音用充填材)をAngel Hairに交換することで、低音再生の精度をさらに向上させられる場合があります。
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