【8cmフルレンジ】
第3世代 Rectangular Voice Coil このRectangular銅線はMAOPに使用されている非常に高価なボイスコイルです。
Alpair5v2SSはコイルを軽くするためにアルミ蒸着銅線を使用しており圧倒的に軽いMMSを実現しているのですが高域に向かってエネルギーが強くなる傾向があります。
今回はこの部分の改良です。Rectangularとは平角銅線のことです。銅線を加工して断面が長方形になっています。
Rectangular線は同じ断面積の丸線と比べて磁界での駆動効率が約30%改善されます。
そのため結果的に巻き数を減らす事になり、結果的にアルミ蒸着コイルと同等の軽さを得ることが可能となります。
純銅の音の柔らかさと1.8gMMDの軽さを実現していますが、
高価なコイルをどうやって料金に反映しないかが課題でしたが、ブログに説明した様に実利を取ることにしました。
この良い音を是非体感してください。
MMS1.9grams with X-max3.5mm MMS:(駆動部重量(VC、コーンなどに空気抵抗を加えたもの)を示す数値です。
エンジンのピストンとクランクシャフト部分に燃焼室の空気抵抗を加えた等価重量をイメージすると
このパラメーターの意味がよくわかります。この重量をメタルコーンを使用しながら1.9gの重量を実現しています。
軽く早くまさにレーシングエンジンです。
Shallow cone :浅いコーンプロフィール。Markaudioのコーンは年々浅くなっています。
浅くするほど設計が難しくなり、また量産には深く厚く設計する方が確実です。
しかし音には悪影響があります。
フロントホーンロードがかかってしまい音量を上げると中域がボーボー言う付帯音が強くなります。
また志向性が強くなるのでリスニングルームで30°の範囲しか良い音がしないなどと言う大きな欠点があります。
T/Sパラメーター
Revc=3.4Ohm
Fs= 94.5 Hz
Sd= 2.8K mm
Vas=1.78 Ltr
Cms= 1.6K uM/N
Mmd=1.85g
Mms= 1.93g
BL= 2.49 T·M
Qms= 2.3
Qes= 0.64
Qts= 0.50
L1kHz= 0.04 mH
L10kHz= 0.017 mH
No= 0.21%
SPLo= 85.45 dB
X max= 3.5-mm (1 way)
Max power handling = 10W (nom)
図面は商品画像最後をご覧ください。
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